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笠寺観音(天林山 笠覆寺)
厄よけと縁結びの観音さまをおまつりする真言宗の寺
尾張四観音のひとつ
733年、呼続の浜に漂着した霊木に僧の禅光上人が十一面観音像を刻んで安置し、小松寺と名付けたのがはじまりといわれ、人びとから厚い信仰を集める古寺。鎌倉時代に定められた尾張四観音のひとつで、徳川家康が築いた名古屋城を中心に、4つの寺で恵方がめぐる。雨ざらしの観音様に笠をかぶせたところを見初められ藤原兼平と結ばれた、玉照姫の伝説が残る寺であり、縁結びの観音様として知られる。江戸時代に建てられた巨大な木造の本堂は、名古屋市指定文化財に指定。2023年4月には、8年に1度の秘仏本尊十一面観世音菩薩のご開帳が行われる。
尾張の古刹で人質を交換
織田家に幽閉された幼少時代の徳川家康(松平竹千代)と、今川家の囚われの身となった織田信長の兄・信広が人質交換された場所ともいわれている。ほかにも境内には、芭蕉ゆかりの春雨塚・笠寺千鳥塚、宮本武蔵の碑などがある。